オリンパスのミッドカットモデル。待望のゴアテックスによる防水仕様が登場です。基本構造は、オリンパス5と同様になりますが、ミッドカットにすることで、足首回りのサポート性や雨水の侵入を防ぐなどのプロテクションが向上しています。また、アッパーに一部レザーを使うなど、耐久性にも配慮したデザインです。
トレイルカテゴリにおけるマックスクッションモデル。ソールは33mmと厚さがありますが、接地面を広く台形状にすることで、優れた安定性能を発揮します。細かく独立したラグは、小石を踏んでもピンポイントで衝撃を滑らかに吸収します。ビブラムのメガグリップは、ウエットなコンディションでも抜群のグリップ性能を発揮してくれるので、濡れたトレイルも安心です。丸みを持たせた踵の形状は、下りにおける着地の衝撃を抑制し、踵からつま先へとスムーズな重心移動を促がします。
〇フィットについて
クラシックフィット(オリジナルフィット)になります。
■ミッドソール 圧縮成形 EVA
■アウトソール Vibram Megagrip
■クッション マックス
■高さ: 33 mm
■アッパー GORE-TEX PRODUCT
■重量 528 g
■サイズ US7/25cm,US8/26cm,US8.5/26.5cm,US9/27cm,US9.5/27.5cm,US10/28cm,US10.5/28.5cm
≫はじめてアルトラシューズを購入される方へ
一般的なトレイルシューズがつま先と踵に高低差を設けているのに対し、アルトラシューズは高低差を設けていません。そのため、裸足でいるときと同じように、自然な姿勢を保つことができます。
はじめてアルトラのシューズをお履きいただくと、つま先(前足部)がゆったりしているので、立ち込んだときにフィットがあまく感じる方もいらっしゃいます。中足部はしっかりフィットする構造ですので、意識的に指を開いて立ち込んでいただくとしっかりと安定します。最初のうちは、普通の靴下だと足指をうまく使えないので、インジンジのような5本指ソックスをお奨めしています。それぞれの指が独立しているので、意識的に使いやすくなります。
また、高低差が無い分、登りでのサポートが無く、ふくらはぎ部分に負荷がかかります。悪く言えば疲れます。しかし、サポートを外すことで、より効果的に負荷をかけることができます。逆に下りは前傾しないので、わずかに歩きやすいかもしれません。使い慣れると、以前よりも足回りの安定感が増したことを実感いただけると思います。
≫フィット感について
アルトラは、クラシック(オリジナル)・ミディアム・フォームと呼ばれる3つのフィットタイプで構成されています。もっともゆったりとしたフィットがクラシックで、ミディアム・フォームの順にタイトになります。ローンピークやオリンパスはクラシックフィット。モンブランやスペリオールはミディアムフィットに該当します。
≫アウトソールについて
アウトソールは、アルトラのオリジナルソールを採用したモデルと、ビブラム社のソールを採用したモデルがあります。乾いたトレイルでは、どちらのソールもグリップに優れますが、水捌けの悪い粘土質のトレイルでは、オリジナルソールは滑りやすく感じます。そういった場所では、ビブラム社のソールを採用したシューズの方が安定性に優れます。
≫スタックハイトについて
地表面から足裏までの高さを記載しています。スペリオールのように、数字が小さいモデルほど、足裏の感覚が良くレスポンスに優れます。車で言えばスポーツカーに該当します。スピーディでクイックな足さばきをしたい場合にお選びください。数字の大きいモデルは、クッション性に優れます。車で言えば4WDです。悪路での衝撃吸収に優れ、膝や腰への負担を和らげます。それでいて、蹴り出したときのパワーはロスしないような作りになっています。近年は、オリンパスやモンブランのように、高さがあるのに安定感抜群のモデルが誕生するなど、技術革新が進んでいます。
≫サイズ選びについて
表記サイズよりも実寸はやや大き目です。モデルによって捨て寸の採り方も異なるのでご注意ください。 長距離などで足裏の筋肉が弱ると、アーチが落ちて開帳足気味になります。つま先があたったり、指の付け根の骨が干渉して傷んだりと足のトラブルが発生します。アーチが高い人ほど足長が伸びるので、疲労度を考慮してサイズを選ぶ必要があります。