アルトラ“スペリオール”が、6へとモデルチェンジしました。
トレイルカテゴリでは、スタックハイトが21mmと最もソールが薄く、軽量なモデルになります。フットワークの軽さと、気持ちの良い足入れ感が、代々のモデルにて引き継がれてきました。トレイルをショート、ミドル、ロングの3つの距離でカテゴライズした場合、ショートレンジのモデルに位置づけられます。また、つま先と踵に高低差の無いバランスクッション、足指の形に沿うようデザインされた窮屈さを感じないフットシェイプなど、アルトラ固有の設計コンセプトは、各モデルにおいて共通です。
フィット感については、オリジナル、スタンダード、スリムの3種類あるなかで、スタンダードに位置しています。前足部のアッパー生地は、非常にしなやかなので、足指は自由に動かすことが出来、中足部はしっかりとホールドされて安定感があります。ヒールカップは、やや浅めに設計されています。足首に圧迫感が無く、可動域を最大限に高めることができます。足首の柔軟性や筋力の向上が期待できます。また、足裏全体で着地しやすくなるよう、自然と導かれます。これにより、着地の衝撃が分散され、膝や腰などの関節への負担が軽減されます。これらの絶妙なバランスが、スペリオールらしい唯一無二の履き心地を産み出しています。
今回、ラグパターンを変更し、より粘りのあるグリップ性能に優れたソールとしています。中足部アウトサイドに配置されたブロックは、大きなブロックパターンに変更されています。マディなコンディションにおいても、グリップ性能の向上と泥離れの良さが期待できます。踵には、より鋭い形状のブロックを採用し、下りのグリップ性能を高めています。また、視覚的に記憶しやすいソールパターンなので、ランやハイクに不慣れな方でも、足の置き方をイメージしやすいと思います。先ずは、アップダウンの少ないトレイルでお試しください。また、馴れた方にとっては、各セクションにおいてメリハリの効いた直感的な使い方ができると思います。
そのほか、アッパー素材の変更による通気性の向上やダンパーの強化、シューホールデザインもアップデートされています。
■重量 9.5 oz/ 269.3 g
■ミッドソール Compression Molded EVA
■アウトソール MaxTrac
■クッション Low
■スタックハイト 21 mm
■ドロップ 0 mm
■アッパー Vamp Mesh
■サイズ US7(25cm)/US7.5(25.5cm)/US8(26cm)/US8.5(26.5cm)/US9(27cm)/US9.5(27.5cm)/US10(28cm)/US10.5(28.5cm)
【アルトラブランドストーリー】
なぜ、今新しいシューズが必要なのか?
現在、沢山のシューズブランドが存在している状況の中、今でさえどのシューズを選んで良いか迷ってしまうのに、また新しいシューズブランドなんて本当に必要なのか?
これは私が「ALTRA」を始める前に頭の中に浮かんで来た大きな疑問でした。元アメリカ代表の長距離ランナーという経験と、ランニングショップのマネージャーという立場から、様々なメジャーなシューズメーカーに「自然な状態」で「ヒールストライクを軽減出来る」シューズを作ってほしいと長年懇願し続けて来ましたが、残念ながら満足の行くシューズに出会えませんでした。
ヒール部分を削り、「ゼロドロップ」状態に改造したシューズをいくつも試し、それをランナー達に薦め始めてしばらくすると、障害を抱えたランナーやランニングをあきらめていたユーザー達から明らかな改善が見られるようになり「ZERO DROP」のプロトタイプを作成する事になりました。 その後、間もなくして「Born To Run」という本が全米で大ヒットして、ベアフットランニングが人々に知れ渡る様になったのです。